友達がマルチ商法に その4

友達がマルチ商法に - その3 - 気楽に諸々の続き


先ほど友達に電話してきた。
先日彼から軽く聞いた商品説明に、法に触れるであろう表現があったことを伝えた。
彼は今後は気を付けなければいけないと気づいてくれた。
大学を辞めることに関してはもう少し考えたほうが良いのでは、と伝えた。
しかし、彼は既に自分の中で答えを出している。僕には説得できなかった。


1時間以上話したが、僕は最終的に彼を応援していた。
僕は本当はどうしたかったんだろう。結局それを決められないまま電話をかけてしまった。そんなんだから、「やめた方がいい」とは一切言えなかった。


そもそも、僕が「やめた方がいい」なんて言うのはでしゃばりすぎだ。僕にできることなんてせいぜいアドバイス程度だろ。後は本人がどう受け止めどう結論を出すかだ。
彼は日本の経済を見据えて考えている。僕はぶっちゃけ経済とかよくわかんない。だから彼がこのビジネスをやる目的に対して、僕が彼より最善の判断を導けるわけがない。
つーか、どのみち彼はやめる気なんてないんだから、適度な否定的意見を伝えたことで、彼はそれを成功への糧として吸収してくれたはずだ。
しかも、否定的な意見を伝えることで「友達思いなヤツ」になれたかも。


とか考えてるチンケな自分がいる。